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2010/03/26

白い鳥黒い鳥-新生活-

白い鳥黒い鳥-出会い-』の続きになります。
そちらを読んでいない方はそちらから♪


こいつがうちにやって来てから半年がたった。
もともと"鳥"はしゃべったりしない生きものだが、こいつは特に静かだ。
私が仕事をしている時は、部屋の隅っこにいて。
うとうとしているかと思うと、胸につけてやった十字架をいじって遊んでいる。
休憩しにソファに来ると、遊んでとばかりにやって来て。
白い鳥その2
足にしがみつき…
゛抱っこして゛の意思表示らしい。

「ほら、膝に来てもいいぞ」
うちに来てすぐの時に。あんな店の隅で誰にも愛情をかけられずに育ったかと思ったらかわいそうになり。
うっかり゛抱っこ゛してやったら癖になってしまった様だ。
白い鳥その2
「お前、いい加減重い」
゛鳥゛は人間の言っている言葉はわかるらしいんだがこいつは、こういう時だけは分からないフリをする。

そんなある日。
友人がうちに遊びに来る事になった。
少しの間預かって躾とかしていた鳥を元の飼い主の所に返しに行く途中寄るというのだ。
あらかた完璧に躾られた鳥を自慢しに見せにくるのだろう。
彼が連れて来たのは可愛い白い鳥。
白い鳥その2
お行儀よくソファに座り、にっこり笑う。
白い鳥その2

(キレイ…
ねぇ。。
あぁ、ルドも白い鳥にミトレテル…)

(本当は、ルドも白くて可愛い子が良かったんだったらドウシヨウ)
白い鳥その2

ぎゅっ

「なんだ?リクは。
もう…」

白い鳥その2

(抱っこ、スキ)

「へぇ。その子はおっきくなっても抱っこされるんだぁ。
おっきくなると膝に乗らなくなるものなんだけど珍しいね。」

何だか膝に乗ると知って、途端にリクに興味を示してきた。
そして。
帰り際に、リクを譲らないかと言って帰って行った。
白い鳥その2

「今の話し本気だから考えておいて。
ルドルフは鳥の扱いもよくわかってないし。仕事も忙しくてあまりかまってあげてないみたいだし。
うちに来た方が彼にとっても幸せだと思うよ」
と言い残して。
ちょっと冗談っぽく「その子がいると結婚とか出来なくて困るよ~」と言ってたのは聞かなかった事
にしておこう。

大きな仕事を請け負ってしまって。
リクを構えない日が何日も続いた。気が付くと、足にしがみついて寝ているリクがいてビックリする事があった。
そんな時。
友人から電話があった。
「前言った話し、考えてくれた?」
と。
仕事の忙しさと、かまってやれない後ろめたさで…

白い鳥その2

本当に。
後で考えたら何でこんな事に承諾してしまったんだろうと自分でも思う。

彼にリクを譲ると返事をしてしまった…

その日の午後、気が変わらないうちにと早速リクを迎えに来た。
リクは何が何だかわからないという顔でキョトンとしていた。
「これで。
おまえの好きな抱っこ、好きなだけしてもらえるぞ。
可愛がってもらうんだぞ」

「今日からここがリクの家だから。」
(ボクのイエ?)

「ほら、おいで。
抱っこしてあげるよ」
(抱っこ…)
白い鳥その2

こうして。
黒い鳥と、新しい飼い主の生活が始まったのでした。

第3話へ続く(全4話)→
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璃久&ルドルフ | Comments(0) | Trackback(0)
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